結婚契約書の文頭に、本契約を結ぶにあたってのふたりの決意を表します。 文 例 @これから結婚するふたり「○○○と○○○(それぞれの名前)は、○年○月○日に結婚するにあたり、本日、お互いに下記条項を理解し、同意した上で、真摯にその履行に努力することを証し、ここに契約いたします。」 A結婚したいふたり 「○○○と○○○は、将来の結婚を前提に…」 B結婚しているふたり 「夫○○○と妻○○○は、順境にあっても逆境にあっても、健康なときも病気なときも、お互いに誠意を尽くし、それぞれの育ってきた環境を尊重し、生涯の伴侶として助け合うことを約束し、本契約を締結します。」 |
「どんな夫婦でありたいか」ふたりの夫婦の理想像をイメージしてみましょう。 ・楽しい夫婦 ・明るい夫婦 ・信頼できる夫婦 ・思いやりのある夫婦 文 例 「明るく、楽しい夫婦でいられますように」「夫と妻は、結婚生活を営むにあたり、互いを愛し、支えあい、尊重します。」 「夫と妻は、お互いを信頼し、支えあえる関係を築けるよう、努力します。」 お互いの目標達成のため、いかなるときも協力していきます。」 「夫と妻は、互いに隠し事はしません。 「相手に対し、思いやり・いたわりの気持ちと言葉を忘れません。」 |
結婚生活を営むうえでの、お互いの役割を確認しましょう。 ・夫主導「亭主関白」 ・妻主導「カカア殿下」 ・「対等」 ・「自立」 文 例 「夫は妻に、妻は夫に協力を惜しみません。」「夫と妻は、家庭の事を独断で決めず、お互いに報告と相談をします。」 「相談は、互いに納得がいくまで話し合い、決めていきます。」 「家庭内の役割は相談の上決めますが、家事は妻の意見を優先します。」 |
夫婦間のコミュニケーションは、とても大切です。コミュニケーション不足からくる小さな歪みは、やがて大きな揉め事に発展しかねません。反対に、自分のことばかり話す人は、相手の話を聞く姿勢も大切です。そんなコミュニケーションに関する項目を入れるのもよいかと思います。 文 例 「夫と妻は、いかなるときも誠心誠意向き合い、話し合います。」「お互いの意見を述べ、お互いの意見を尊重しながら話し合います。」 |
日常で努力することともに、夫婦間で、とくに努力をしていきたい項目も書いておきましょう。お互いの目標なども、はっきりと明記しておきましょう。 文 例 「夫と妻は、家族を大切にし、最大限の努力を惜しみません。」「お互いの仕事を最善に保つよう努力します。」 「毎月○円を貯蓄し、お互いに協力し努力を惜しみません。」 「夫と妻は、〜年までに持ち家を購入することを目標とします。」 「結婚記念日、誕生日は、ふたりそろってお祝いします。」 |
もしもの時のために、お互いのために項目として入れておいてもいいでしょう。ただし、損害賠償の金額などは現時点では拘束力に疑問があるところです。公証役場または公証人によっては、金額が記載されていると公正証書化に応じてくれないこともあります。全国からの情報で、現在、東京や大阪、名古屋の大都市では金額を記載した婚前契約書の公正証書化もしやすい感じです。 文 例 「夫と妻は理由を問わず、身体的、精神的、性的な暴力をふるいません。」「浮気は、信頼関係を壊したとみなし、回数に問わず認めません。」 「浮気と疑わしい行為があった場合、離婚協議を開始します。」 「浮気の有責配偶者は親権を放棄します。」 「浮気の有責配偶者は共有財産の全部を慰謝料として譲渡します。」 |